4.籟·来·也~mother earth~
春には春の 生き方があり
夏には夏の 風が吹きます
秋には秋の 実りがあって
冬には冬の 厳しさがある
生まれ育つ時 場所は違えども
泣いてこの世に堕とされた
空が晴れ心地良い日あれど
雨が降りこの地を濡らさなければ
木々さえも育たぬこの地球のこと
儚さにたたずむもののよう……
春の国なら その温もりを
夏の国なら そのしなやかさを
秋の国なら その豊かさを
冬の国なら その知恵を出し
遠く離れていたとしても今
つながる術は多々ある時世
空は晴れ光りを浴びても
雨が降り悩める者もあると
頼りなく小さなこの心でも
知ることは出来ると……
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